会社名
Three Arrows株式会社
住所
〒540-0003
大阪市中央区森ノ宮中央2-4-6亀井ビル3F
業態・業種
子供服アパレル企画・製造・卸
規模
1~6名
公式ウェブサイト
https://three-arrows.com/
関西から新しい形のこども服、上質な大人服を提案しているアパレルメーカーです。全国の百貨店でお取り扱いいただいているワンダーアパートメント「nino」をはじめ、MADE IN JAPANにこだわる「Reprodauction@I」を展開中。
Project
CASE STUDY
Summary
取り組み概要
原点であるお客様とのコミュニティ形成に振り返る
1997年7月7日創業。
子供服企画卸売業から始まり、現在は同業アパレルメーカー3社協業による販売会社ワンダーアパートメント(百貨店などの直営11店舗、WEBサイト販売)での販売を中心に、全国こども服専門店(約50店舗)にも卸売をしています。2021年度からは本来の原点に還り、親子さま皆様でファッションを楽しめるコミュニティ「nino CLUB」を作りました。nino CLUBはお客様と交流を行うために生まれたコミュニティであり、会員限定のイベントやワークショップを通じてより深い関係を築いていこうと考えています。
Action
具体的な行動
新たに具体的に取り組んだこと
- LINE公式アカウントを活用した顧客データベース基盤の構築
- Chatwork × Google Workspaceを活用した社内業務改善
- マンスリーフォトコンテスト「スマイルギャラリー」の開催
- ビデオツールzoomを活用した展の開催
- 兵庫県丹波市の野菜農家と共同開発したこども野菜「ninonico vegetable」
Result
結果・効果(2022.9時点)
会員は1年あまりで600名を突破、コンテンツ重視のイベントを多数展開
ブランド価値を高める取り組みとしてnino CLUB(ニノクラブ)を作りはじめて1年、600名を超えるコアなお客様に会員になっていただきました。取組前には見えていなかった無形の価値が数字やイベントでのお客様の笑顔となって形を変え、ムーブメントが起こり始めていることへ非常に嬉しく、またワクワクしています。
今後は一方的な「売る・買う」だけの関係のみならず、顧客とのコミュニケーションやその中の対話から生まれる内容を形にして喜んでいただき、同時に売上も上がる相乗効果を期待しています。
会員数
スマイルギャラリー#タグ
メディア掲載
アナログ経営脱却への一歩として
— デザイン伴走支援前と実践後での変化について
先ずは社内での連絡ツールをChatoworkに切り替えたこと、そしてファイルは全てGoogle Workspaceで一元管理することにより日々の業務改善に繋がりました。あれこれと沢山のツールがありどれを使用していいのか分からなかったのですが、非IT事業者であった私たちでも直感的に使えるツールを導入サポートいただき非常に助かりました。
特にChatworkの運用では話題ごと、プロジェクトごとにグループを作成することで、コロナ禍でもよりスムーズな仕事の連携ができるようになったと実感しています。nino CLUBも本格的にこれから始動しプロジェクトも増えていく予定なので、デジタルツールをフルに活用してよりお客様に満足頂けるコミュニティ運営に向けて動いていこうと思います。
Chatworkインタビュー掲載記事はこちら
nino CLUBの展望
ー今後どのようなコミュニティを目指しているのでしょうか?
ninoのお洋服を愛してくれているお客様との交流をより深く築いていくため、コミュニティスペース『nino CLUB』を作りました。気になる活動へ自由に参加できる”サークル活動”のように、イベントやワークショップを通じて皆さんが楽しく、仲良くできるよう働きかけていきたいと思っています。現在稼働しているので言うと、無農薬野菜畑「nino farm」お客様と一緒になってするモノづくり「nino factory」新しい交流の場「nino cafe」毎月オリジナルプレゼントが当たる「smile gallery」を運用中です。
その他にも、親御様が子育ての問題に関して相談できるコミュニティ作りであったり、保護ネコ団体と連携した取り組みなど予想もしていなかったことが次々と生まれてきて、モノづくりからコトづくりへと移行しているのがじわじわと実感してきていてワクワクします。
こども達の未来のために
ーSDGs時代の経営についてどうお取り組みされますか?
アパレルメーカーで言うとCO2排出量全体のうち約3割をカバーしているほど、非常に多くの二酸化炭素を排出しているのは事実です。日本では年間およそ29億着もの衣類が供給されそのうち15億着が売れ残るという、不良在庫・供給過剰・焼却処分コスト増しなど課題は山積みです。我々も全てまでとはいきませんがリサイクルが難しい化学繊維で作られる商品から、農薬等を使用しないオーガニック製品へと徐々に切り替えているところです。
またアパレルは『食』にも通づるものがあります。生地で使うコットンも元を辿ると土からできた原料です。そこで私たちは無農薬で育てた自社農園『nino farm』を始め、ninoを愛して下さるお客様と共に野菜作り、販売を始めています。一見遠回りのように思えますが全ては『こどもたちの未来』想って楽しみながら、本気で取り組んでいます。
MARCO(マルコ)雑誌掲載記事はこちら
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